【ONE OITA】第4回  数値からデータを分析し、問題点を見える化する手法を学ぶ

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2024.11.7

登壇・イベント情報

【ONE OITA】第4回  数値からデータを分析し、問題点を見える化する手法を学ぶ

開催場所:J:COM ホルトホール大分 会議室
開催日 :2024年10月25日(金)
講師  :株式会社UNCOVER TRUTH
     取締役COO  小畑 陽一氏
     DX-Acceleratorチーム サブリーダー  松原 健太氏

想像してごらん。そう歌ったミュージシャンと入れ替わるようにこの世に生を受けた我々世代が、仕事において想像することの大切さを理解する年齢に達してきた。もう良い大人だ。がむしゃらだけでは突き通せず、その元気も正直無い。明確な数値(データ)とそこから想像することで、未来の扉をこじ開ける。これこそが、大人の戦い方(仕事)だ。もちろんがむしゃらだった頃の経験も必要。約半世紀前に想像することで平和を願った彼には申し訳ないが、この世は全然平和になっていない。でも、みんな諦めてはいない。夢想や妄想ではなく、想像することが、問題解決のスタートラインだということを知っているから。もうすぐ12月がやってくる。

第4回となる今回は、「KPIの設定」を大きなテーマに、ワークショップをメインとした2時間。前回実施したKPIツリーの作成からボトルネックの割り出し、原因の特定・仮説の立て方の手法を振り返り、具体的なデータをもとにした分析を実践してみた。

架空のスイーツ専門店から「2023年の売上が昨対割れだった。2024年度の予算は決まったものの、効率的に売り上げを伸ばすためには何に注力すべきかを考えたい」という依頼があったと仮定。
店舗から提出された購買データを使いながら、KPI分解から目標設定までを実践。年間売上、客数、男女比、客単価といった購買データを落とし込みながら、目標設定に向かう手法について“手を動かしながら、頭を使って”学ぶ時間となった。

伴走支援パートナーとしての『目的』を明確にする

『KGI(Key Goal Indicator)=重要目標達成指標』の目標達成が、伴走支援パートナーが果たすべき役割のひとつ。そのためには、KPIツリーを使った要素分解により、明確な目標数値を設定できるようになることが必要だ。その数値から、仮説とその裏付け、改善インパクトの算出、分析を補うデータの考察と、感覚ではなく根拠のある数値をもとにしながら、KGI達成を目指していく。

「難しく考えすぎず、まずはざっくりとした感覚でデータを分析してほしい」と、講師の松原さん。まず、顧客が収集した購買データをもとに、KPI分解に必要な基本データを集計表に落とし込み、基礎集計を実践。「基礎集計はいわば事業の健康診断です」と松原さんが言うように、数値が悪化している部分を早期発見するための重要なステップだ。事業を見える化する第一歩として、データの輪郭をとらえるうえでも大切な要素となる。

段階的なアウトプットによってKPIの解像度を上げる

基礎集計を終えたら、共通フォーマットを使ってKPIツリーを作成。基礎集計によって悪化しているKPIをとらえたうえで、数値的な要因を探って仮説を立て、その仮説を立証するために必要な追加調査を考えてみる。店舗が集計した購買データは、性別、年代、新規か既存か、購買金額、購買点数などがあったが、例えばここに住まいの情報が加わることで、近隣ライバル店の出現やトレンドの変化など、売上減少の要因を探るひとつの材料になり得る。単にKPIをとらえるだけでなく、さらに解像度を上げるために必要な情報は何か、も見えてくるのだ。

注力すべきKPIを設定し、具体的な改善インパクトを試算。すると、例えば『30代の男性で、◯%の売上向上を達成するために、売上目標を△円まで引き上げよう』といった、具体的なターゲット層や売上目標値を見える化することができた。そうすると、これを達成するために新たに必要となるデータもおのずと見えてくる。『データ分析』と聞くと難しい印象を覚えるが、段階的なアウトプットによってKPIの解像度を上げられることがわかった。

今回のワークショップは、計算と熟思の繰り返しで苦戦する参加者も多かったようだが、事業の目標達成に向けて“データを見える化”していく過程を体験してみて、数値から問題点が見えてくることを体感した人も多かったようだ。「データ分析の方法として、より効率的に、納得感のある提案をするためには、これまで身につけてきた手法が役立ちます。伴走支援パートナーであるみなさんの武器になるはずです」と松原さん。

「どこに注力しながら経営すればいいかわからない」「購買データを集めているものの、どう活用すればいいかわからない」という悩みを抱えている事業者は少なくない。そこを見える化することこそ伴走支援パートナーの役割であり、課題解決に向けた道筋を提示できる存在として、事業者にとっての心強いサポーターになれるはずだ。

今回のイベントについて、伴走支援パートナー様へインタビューを実施いたしましたので、ぜひご覧ください(※お名前 五十音順)

大分信用金庫・中山様 インタビュー記事

西日本シティ銀行・中山様 インタビュー記事

取材・原稿:イジゲングループ株式会社、株式会社Uca

※本記事は、ONE OITAのWEBサイトに掲載されている「ONE OITA 第4回イベントレポート」を転載しております

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