NEWS
2024.12.16
登壇・イベント情報
開催場所:大分銀行 宗麟館 会議室
開催日 :2024年11月28日(木)
講師 :株式会社UNCOVER TRUTH
DX-Acceleratorチーム サブリーダー 松原 健太氏
イジゲングループ株式会社 主幹 首藤 拓也
『言語化』という言葉に、とても違和感を感じていた。日本を代表するコピーライターが言った「呪いは必ず言葉でかける」。ハッとした。故にパーパスやビジョンなど、経営方針などを言語化すると『呪い』になってしまいうまく作用しないこともある、ということらしい。言語化というものへの違和感が晴れた気がした。間違っている訳ではないが、言語化することが目標ではなく、その過程にこそ、真意、真髄、醍醐味があり、それ理解し運用していくことにこそ言語化の最適解があるように思える。データで見える化することがゴールではない。データ化のプロセスを伴走し、共にゴールテープを切れる存在となる。その存在こそがその企業の財産となるのではないだろうか。
11月28日は、伴走支援プログラム最終回となる5回目。本事業のメインテーマである「KPIの見える化」について、これまで実践的な学びで知識を習得してきた伴走支援パートナーたち。第一ステップの集大成ともいえる今回、BI(Business Intelligence)ツール『Looker Studio』を使ったワークショップをメインに、見える化の手法についてさらに知識を深めた。
まず、イジゲングループ株式会社・主幹の首藤拓也より、本プログラムで伴走支援パートナーが学びを深めてきた「経営指標の見える化」の先にある状態をあらためて確認した。
リアルタイムなデータに基づいて、的確な意思決定を迅速に行える状態が整うこと
目標や進捗状況が全社で共有されることで、目標達成意識が醸成されること
各部門のパフォーマンスを見える化することで、改善しやすく、PDCAを素早く回せること
過去データに基づいて未来のリスクやチャンスを予測し、対応策を講じられること
このように見える化は、いち早く課題や問題点を発見したり、戦略の計画から実践へつなげたりと、健全な経営に欠かせない取り組みだ。「なんとなく行っていたデータ収集を、事実ベースで使えるデータにすることが経営指標の見える化である」と首藤は伝えた。それらを実践できる伴走支援パートナーは、企業にとって大きな役割を担う存在になる。
具体的な手法として今回取り入れたのがBIツールだ。BIとは、企業がデータを分析して意思決定を支援する仕組みのこと。数値をグラフや表にして誰もが見やすく可視化したり、データソースを簡単に接続できたりと、欲しいデータを直観的に作成できるツールを紹介。
今回はその中から『Looker Studio』を用いて、架空のスイーツ店の売上数、男女比、新規・既存の客数などのデータを基に見える化に挑戦した。参加者のほとんどが初めてこのツールを扱ったようだが、「操作に慣れれば、日頃使っているExcelやスプレットシートよりも簡単に扱えそう」、「操作が直観的で、共有データとしても見やすいものがつくれる」などといった声が聞かれた。
さらに、どんな表やグラフがあれば経営指標となるデータにできるかを考えながら思考をめぐらせた。購入年で売上を比較する線グラフや、男女比を示す円グラフ、さらには2つのデータを線グラフと棒グラフでまとめたものなど、それぞれが思考を凝らしデータが完成した。このように、見える化に取り組む時間は、「この課題を解決するためにはどんなデータが必要だろうか」、「どうすればより良い経営につながるか」と、事業者に寄り添うプロセスでもあることがわかる。
全5回のプログラムを通して、「経営指標の見える化」について学んできた伴走支援パートナーたち。経営を俯瞰し、さまざまな角度から支援できる知識を身につけてきたが、「見える化はあくまでも手段であり、データを活用して経営判断ができるようになるための土台。伴走支援パートナーとしての役割を再確認し、“経営判断ができるようになること”が最終目標だ」首藤は話した。
データ収集を実践している事業者は多いが、それを経営指標として活用できている事例は多くない。漠然としたイメージだけで判断するのではなく、具体的な課題感を捉えられることがこれからの事業の成長に必要不可欠であり、その指標として必要なのが「見える化」だ。
主催者(イジゲングループ・ビジョン推進室 執行役員 冨部)からの「誰に何を相談すればいいかをわかっている状態の事業者は強い」という言葉にもあるように、見える化を図り、日頃からデータを意識することによって、一歩先を見据えた経営が実現できそうだ。
1月には、これまでの学びを踏まえて、実際の支援先と一緒に参加する成果発表会が開催される。本質的な企業支援を目指す伴走支援パートナーが力を発揮し、たくさんの“未来へつながるストーリー”が生まれることを期待したい。
今回のイベントについて、伴走支援パートナー様へインタビューを実施いたしましたので、ぜひご覧ください(※お名前 五十音順)
イベント最終回に際し、ONE OITA主催者である、大分県庁の佐藤様にインタビューをいたしました。ONE OITAのこれまでの取り組みや今後の展望、伴走支援パートナーの皆様への期待についてお伺いしましたので、ぜひご覧ください。
取材・原稿:イジゲングループ株式会社、株式会社Uca
※本記事は、ONE OITAのWEBサイトに掲載されている「ONE OITA 第5回イベントレポート」を転載しております
この記事をシェアする
/
/
【ONE OITA】第5回 KGI・KPIを見える化し、経営指標につながるデータづくりを学ぶ