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2024.7.30
登壇・イベント情報
源流まで辿れば、能には約1300年の歴史がある。室町時代に世阿弥が『夢幻能』と呼ばれるスタイルで、その芸術性を確固たるものにした。『夢幻能』は現実と異世界、過去と現在を⾏き来しながら物語が進む。
それは、現在の世の中で叫ばれるDXという実態の掴みづらいモノと何か似通ったところがないだろうか?企業の今をしっかりと⾒えるようにする為には、過去や現在に思いを巡らせなければならず、もちろん未来へのイメージも必要だ。⾏ったり来たりを繰り返しながら、企業の⽴ち位置を明確にし、未来への道筋を⾒える化するのだ。
九州に⼆つしか存在しない能楽堂。その⼀つである、⼤分市能楽堂から、⼤分のDXを加速させていく『ONE OITA 経営指標⾒える化 伴⾛⽀援プログラム 2024』の幕が落とされた。
企業活動において⼀般的になってきたキーワード「⾒える化」。業務を可視化することで課題を把握し、リスクを事前に予防したり、業務の属⼈化を解消したりと、さまざまなメリットにつながるという考え⽅。しかし、独⾃で⾒える化に挑戦することは容易ではなく、DXや経営など専⾨的な知識も必要だ。
今年度、⼤分県主催でスタートした『ONE OITA 経営指標⾒える化 伴⾛⽀援プログラム 2024』は、経営指針を⾒える化したい事業者と、それをサポートする伴⾛⽀援者をつなぐプログラム。数値化した経営状況を正しく判断しながら、⼤分県内の中⼩企業の成⻑を実現することが⽬的だ。
7⽉16⽇に開催された伴⾛⽀援プログラム第1回は、⼤分市能楽堂からスタート。経営指標の⾒える化にチャレンジしたい県内事業者をサポートする伴⾛⽀援者が多数参加した。
主催の⼤分県商⼯観光労働部DX推進課主査・佐藤真純⽒、運営事務局のイジゲングループ株式会社代表取締役会⻑・鶴岡英明⽒が登壇し、本事業についての概要説明や構想のほか、佐藤氏と鶴岡⽒からは「県内49,000社の新たなチャレンジを後押しする、⼤分県をあげての総⼒戦ともいえる事業。事業者に対してどんなことができるか?という視点を持ちながら参加してほしい」という伴⾛⽀援者としての⼼構えに対する⾔葉があった。
伴⾛⽀援者の現状の支援スキルを見える化するために「DX支援スキルサーベイ」を実施。DX支援スキルサーベイは、イジゲングループのこれまでのDX支援の知見をフレーム化。独自の10項目(DX戦略理解と設計、デジタル技術の知識、データ分析と活用など)で伴⾛⽀援者のDX支援スキルをスコアリングで可視化する。
初回の講師として、株式会社ヤマナミ麺芸社代表取締役・吉岩拓弥⽒が登壇。バックヤード業務のDX化によって経営指針の⾒える化に成功し、⾷品関連では九州初となるDX認定を取得した同社の事例について紹介をしていただいたのち、参加者全員で本社と製麺所を⾒学した。
店舗サポート、経理、総務、フード事業の各担当者から、それぞれの部署で実際に活⽤しているシステムの説明があった。細分化されたデータは単体ではもちろん、組み合わせることで有益なデータとして活⽤できることがわかった。
例えば経理担当は、アナログだった業務をデジタル化することによって労働時間を⼤幅に減少。総務担当は、各店舗スタッフからの問い合わせで電話対応に割く時間が多かったため、質問の多い事項をまとめたQ&Aを作成することで、問い合わせをする前にまずQ&Aを⾒るという意識が浸透し、電話対応の時間が減少したという。
⾒える化は、最⼤の⽬的である利益アップにつながることはもちろん、会社と店舗、店舗全体の情報共有がいち早くできるようになり、働く環境の改善につながっていることもわかった。
実際の事例を⾒学し、経営指標の⾒える化への理解を深めた参加者。プログラムを重ねるほどに、⼀⼈ひとりが伴⾛⽀援パートナーとしての知識をさらに⾼めてくれることだろう。
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【ONE OITA】第1回イベントレポート「大分県の総力戦 大分市能楽堂から幕開け」