ニュースリリース

【5月号 コラム】人事評価制度を見直す前のスモールスタート。表彰制度を通じて社員の心を動かす

作成者: イジゲングループ|2024年05月27日

NEWS

2024.5.27

メールマガジン

【5月号 コラム】人事評価制度を見直す前のスモールスタート。表彰制度を通じて社員の心を動かす

 人事評価制度の設計・再設計などの相談を受ける中で、よくあるケースが既存の仕組みを少しテコ入れするだけで、実は組織が活性化する・人事評価制度も機能をしだすというものです。

 例えば給料を引き上げずとも、もっとこの会社で頑張りたいという気持ちを作りたい時には、表彰制度の見直しが効くケースがあります。そこで行うのは簡単であるが、成功させるには難しい表彰制度について解説をしていきます。

なぜ失敗する?前提として抑えておきたい概念:内発的動機づけ

 表彰制度を行ってみたがうまくいかなかった、何となく行っているが有効か分からない、と感じる方も多いのではないでしょうか。そんな時に頭に入れておきたいものが「デシの内発的動機づけ」です。これは人間は、「自律性」「有能感」「関係性」の3つの実感に刺激され、徐々に動機づけられるというものです。

 上記からも表彰制度は金一封などよりも、周囲の前で褒められる(関連性の刺激)であったり、表彰の背景となるエピソードの共有(有能感の刺激)やそのエピソードの中での創意工夫(自律性の刺激)がとても大切です。もしなかなか表彰制度が機能しない場合には、ぜひポイントを抑えて再度トライをしていきましょう。

 下記では参考となる考えや方法をお伝えいたします。

明日から使える(ケース1)定着性向上/動機づけ

 定着性を高めたい。社員に自社で頑張っていきたいと感じてもらいたい場合には、まさに内発的動機づけを意識した表彰が大切です。単に皆の前で拍手をするだけで終わらず、どんな活躍がなぜ素敵だったか、どんな工夫があったかなどを伝えられるとグッドです!

《実践ポイント》
(A)上長からでエピソードを交えて伝える
 部下を目の前にして、「表彰したい活躍の内容」「乗り越えた苦労や創意工夫」「皆に模範にしてもらいたい点」「改めて、なぜ表彰に値するのか」を2-3分ほど、場合によってはそれ以上時間をかけてでも丁寧に伝えます。
(B)表彰を通じて確かな成長実感をつくる
 目標達成や社内No1の成果でなくとも、例えば若手の方の急激な成長を表彰することもありです。各人の等級や年次に応じた期待に対する表彰を行うことで、自分では実感がもてない社員にも自信をつけられ、動機づけに繋がります。
(C)ヒーローインタビューで実感値を高める
 プロスポーツの世界では当たり前のヒーローインタビュー。上長からの話だけでなく、本人から一言をもらうことで本人の実感値を高めます。インタビュー中に感極まって社員が泣き出すことも、良い意味でありますね。

《実践例》
 例えば当社イジゲングループでは、下記のフォーマットを用いて、表彰を行っております。表彰内ではもちろん上長からの温かいメッセージや表彰もセットです。

※もっと具体的に知りたい方や、他の事例を知りたい場合にはこちらから

明日から使える!(ケース2)社員の目線を引き上げたい。会社の文化形成に活かしたい

 表彰制度は個々人の動機づけだけでなく、会社全体の目線引き上げや文化づくりにもとても有効です。経営層と社員とに大切にしたい考えや方向性や熱量に対するギャップ感があるといった時には下記の点を抑えて行うと良いです。

《実践ポイント》
(A)自社の行動指針と接続した表彰項目
 表彰制度のよくある失敗として「売上などの数字」ばかりに社員の目がいってしまうことです。同じ数字達成を表彰するにしても、自社の大切にしたい考え方の体現と絡めて表彰理由を説明すれば社員の捉え方も変わります。例えば、株式会社メルカリ様では自社のバリューに沿って表彰を行っています。(参考記事
(B)お客さまからの声を用いて自社で働く意義を高める
 お客様への貢献を社是に掲げているにも関わらず、表彰でそれに触れていなければ結局社員の目線もぶれていきます。顧客アンケートの内容からでも構いませんし、可能でしたら実際にお客様をお呼びして、社員の前で表彰エピソードを語っていただくと、心に残り社員の自社愛も高まっていくでしょう。
(C)過去の功労を表彰
 必ずしも直近のことだけでなく、表彰の一項目に過去のエピソードを用いることもありです。自社の分岐点となったお客様との取り組み、過去の圧倒的な成果の話など、自社のこれまでをつくってきた事例を共有することで文化理解を深めます。

《実践例:ダウンロード資料》
 例えば当社のお客様との取り組みの中で、こちら(※クリックするとリンクに飛びます)のフォーマットを用いてお客様の声を集め、業務改善だけでなく社内表彰に活用した事例がございます。社長の見えない活躍を拾うこともでき、とても有効的な施策になりました。

〈コラム書き手より〉イジゲングループ株式会社 コンサルタント 小宮 
 表彰制度は使い方次第で、極めて有効な組織施策になります。例えば、上記以外にも「次世代の幹部育成に活かしたい。中核層の発信力を上げたい」場合には「戦略と交えたwhyの伝達」「表彰の締めの言葉を任せる」ことによって、中核層として社員の心を動かすことへのチャレンジにもなります。ぜひ本記事を参考により素敵な表彰制度へのトライになれば幸いです。

この記事をシェアする

/

/

【5月号 コラム】人事評価制度を見直す前のスモールスタート。表彰制度を通じて社員の心を動かす