アデル・カーズ株式会社
社長室 塚本 様
熊本県熊本市で、ポルシェ・プジョー・シトロエンの正規ディーラーを展開。新車・中古車の販売から整備・メンテナンスまでを手がけ、3ブランドを同一法人で扱う県内唯一の正規ディーラー。
部署ごとに紙やExcel・Wordで散らばっていたデータを集め、何日もかけて仕上げていた社長向けの報告資料。AI活用研修「デジワク」の受講を通じて、元データをAIに渡すだけで形になる仕組みに変わり、車両1台ごとの売上・利益まで一覧で見えるようになりました。今回は社長室の塚本様へ、その詳細をお伺いします。
「デジワク」は、イジゲングループが実践で培った生成AI活用ノウハウを、お客様の業務課題に合わせてカスタマイズする実務直結型のAI研修です。
ツールの使い方を教えるだけでなく、業務課題をヒアリングした上で解決策を一緒に手を動かしながら体得いただき、あらゆる業務に横展開できる「AI活用の型」を身につけられます。
Q. 導入前の業務状況と、受講のきっかけを教えてください。
塚本様当社のいいところでもあり、改善していかなければと思っているのが「紙の文化」でした。各部署がデータを持ってはいるものの、ExcelやWordでそれぞれ違う形になっていました。私は受付や整備から届くデータをもとに、社長への報告資料や、社内の誰が見ても分かる資料をつくっていましたが、そのたびに何時間もかけて手作業でまとめていました。
いきなり仕組みを変えるのではなく、今あるデータをどう活かせるか、大元のデータからどうにかできないかと考えていたところに、西日本シティ銀行のご担当者からイジゲングループさんが提供している「デジワク」をご紹介いただきました。もともとAIに興味があったこともあり、受講を決めました。
Q. 受講の決め手は何ですか。
塚本様一番は、イジゲングループの池代表と話して「この人に聞いたほうがいい」と感じたことです。AI活用の支援やセミナーはネットでもよく目にしますが、本当に大丈夫なのか、中には怪しいものもあるのでは、という不安がありました。ですが池代表と話す中では、不安ではなく活用した先の未来への期待を強く感じることができたんです。もう一つは、西日本シティ銀行からのご紹介で、西日本フィナンシャルホールディングスという金融グループの会社だという安心感。この2つが大きかったですね。
アデル・カーズ様では、車両の受払データの集計と報告資料づくりを題材に、Claude(Claude Code)やMCP連携(※1)を活用したワークフローを構築しました。支援は月2回ペースのオンライン形式で、実際の業務データを使いながら進めています。
※1:MCP連携とは、ClaudeなどのAIが共通規格(Model Context Protocol)を通じて外部ツールやデータに直接つながり、情報の読み取りや操作ができるようにする仕組みです。
【主な取り組み】
・車両の受払データをAIで自動入力・集計
・車両1台ごとの売上・利益(会計上)の算出と、担当者別の振り分け
・新車の販売データと人件費データを組み合わせた分析
Q. 受講後の成果について教えてください。
塚本様自分が担当していた業務は、届いたデータをそのままAIに渡せば、形になって出てくるところまでできました。最終チェックはもちろん自分で行いますが、データを作成する作業が無くなり確認だけで済むので、その分ほかの業務に取り組めるようになっています。
車両の受払データから、1台あたりの売上や利益を1台ずつ出せるようになり、担当者別にも振り分けられるようになりました。どの車がいくらで計上されたのかがリストで分かるので、他の資料と組み合わせて、より深く考えられるようになったのが大きいです。
Q. 時間の面ではどのくらい変わりましたか。
塚本様以前は何日もかけて少しずつ進め、さらに最後の締めには5〜6時間かかっていました。約1日分がまるごと浮いています。他の調整業務なども含めると、体感としては1週間分くらい時間が浮いた印象です。
Q. 非エンジニアでありながら、Claude CodeやMCP連携といった技術を身につけるうえで、デジワクの支援はどう役立ちましたか。
塚本様自分で調べていたら、もっと時間がかかっていたと思います。そもそも知識がないので、ネットで調べようにも何を検索すればいいか分からない。使いながら「今こういうことをやっています」と伝えると、デジワクの支援担当の方から「それならこういうこともできますよ」と親身なアドバイスをもらえて、それが次に調べるきっかけになります。知らないことを新しく教えてもらえるのが一番大きかったですね。
最近面白かったのは、ボイスレコーダーの音声を文字にして、データとして残しておく使い方です。記録として残れば、そこからまた活用が広がります。
Q. 月2回・オンラインという進め方はいかがですか。
塚本様ちょうどいいペースです。毎週だと、自分で試す時間が取れません。自分でやってみて、うまくいかなかったことも含めて「今こうしています」と伝えられるので、支援が終わった後も自分で成長していけるような指導をしてもらっていると感じます。
オンラインも最初は慣れませんでしたが、何かを覚える場ではなく、「どう調べるか」「どう指示を書くか」を聞く場なので、今はこのスタイルが一番効率的だと思っています。
Q. 使ってみて、AIのどんなところに面白さを感じますか。
塚本様資料づくりでは、自分で勝手に上限を決めていたところがありました。AIは何度でも付き合ってくれるので、その枠が外れた感覚があります。上手くいかないときは、大抵自分の言い方や言い回しに原因がある。一度つくり上げてから、もう一度考え直す。そうした試行錯誤を重ねるうちに、AIにできること・できないことが分かってきます。
まっすぐ答えだけを教わっていたら、きっとそれしかできなかった。失敗するからこそ、自分のためになっていると感じます。
Q. 社内での反応はいかがですか。
塚本様社長から「これ、AIに聞いてもうちょっとまとめておいて」と頼まれることが増えました。他の人がつくった資料も、AIを通すと当初よりいい形になって出てきます。社長も最初は毎月のコストに「こんなにかかるの?」という反応でしたが、今では「もう元は取ったね」と言ってくれています。
ただ、私1人が何でもこなしても意味がありません。今は各部署がそれぞれ持っているデータを統合することの大事さを伝えながら、少しずつ広げているところです。同じような資料が何種類もつくられる状況が無くなれば、全社で時間が浮いてくるはず。支援が終わるまでに、少なくともそのスタートラインには立ちたいと考えています。
Q. AIに任せる仕事と、人がやるべき仕事をどう考えていますか。
塚本様あくまで個人的な考えですが、経理や、売上の計上・チェックといった事務の仕事は、5年、10年のうちにAIに置き換わっていくと思います。その分、最後に人の目で確かめることや、お客様と向き合うことに時間を割けるようになる。これまでは書類づくりに時間がかかり、お客様との時間が短くなってしまうこともありました。
将来的には、お客様の「これを入れたい、これは外して」という声を音声で入れればその場で形になり、それを一緒に見ながら「この部品はこうしましょう」と話せるようになると思っています。お客様とのコミュニケーションを深めることで、もっとお客様ファーストの会社になれるはずです。
Q. AI活用を検討している企業の方へメッセージをお願いします。
塚本様迷っているなら、やった方がいい。これに尽きます。何から手をつければいいか分からず悩んでいるだけでは、一歩も前に進みません。一度やってみれば、その中でどうすればいいかを一緒に考え、伴走してもらえます。悩むくらいなら、まずやってみてはどうでしょうか。
貴社も、部署ごとに散らばったデータから
AI活用をはじめてみませんか。
いま手元にあるデータのままで始められます。デジワクは、貴社の業務を伺った上で、資料づくりや集計に奪われている時間を一緒に取り戻していきます。